2021/04/02

新年度だ

春のコンビニ、帰りの電車でリクルートスーツを着ていかにも新社会人だぜ感のある子を見かけるようになった

 

私は年始に買った手帳の表紙を汚して

それも味だとは飲み込めず放置している

 

新年度に託けて新しい手帳を買ってこれまでの3ヶ月無かったことにしようかと考えたところで

頭の中のTwitterで見た誰かが「年始だからとかで始めることは絶対続かない」と否定して

買いにいけないまま電車に乗り込む

でも書く気があるならとりあえず書こうと思って

 

今日は隔週で行われる社内のミーティングに参加した

最近やる気がない

毎日18時を迎えるために仕事をしている

いや、何もしてない訳じゃないし何事にも興味を持って積極的に参加している方だ

それも無事に18時を迎えるためだけど

 

心に、ハリがない〜〜〜

答え

 

答えとは何か?

 

答えがない。

 

だって解くことができない。

 

答えがない?

 

これからどうすればいいのか?

 

答えは何通りもある。

 

回答例が何通りもある。

 

私の答えは?

 

答えは正解とは限らない。

 

なるほど正解が欲しいのか。

 

答えを正解にするには?

 

途中式がないと減点です。

 

答えがないと正解がない?

 

答えがないなら正解も不正解もない?

 

途中式を書いて部分点だけでももらうか。

表面張力

満ち足りているんだろうと思う。

 

同居人である恋人は、愛情表現を厭わない。

毎朝毎晩口に出して態度に出して私を好きだと伝えてくれる。

元来好きだとか愛してるだとかそういったことを素直に表すことが苦手である私からすると申し訳ないほどだ。

 

また私の好きな友人や後輩、大学の教授や上司たちは、事あるごとに私を誘ってくれる。

美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、その人たちがこういった場に行こうと思ったときに、私の顔を浮かべてもらえるのはありがたい。

 

それによって私は無条件に自分を受け入れてくれると感じられ、安心するし、それが自信になっていると思う。

 

これが満ち足りているということなのだろうと、ふと思う。

 

楽しそうな笑い声を背に今日も眠る。

産み出し

10日17:45

職場を飛び出して私は東に向かった。

友人の書いた脚本の舞台が行われるからだ。

 

昨年冬、友人から「脚本を書くことになった」と聞いたときは喜びが大きかった。子供が粘土遊びで作っては潰し作っては潰すかのように、なんだか自分の描きたいものをこねこねしていた(しているかのように見えた)彼が、ついに形にしたのだと思った。

 

そして「絶対に見らねば」と思った。翌月には飛行機と宿を取った。

 

それが今日だ。年も明けて令和も2年になり、舞台は始まった。ちなみに友人本人には行くことは告げていなかったのだが、東京の友人からバレていた。

 

11日

同居人、そして友人たちと花を差し入れ会場に入ろうとすると脚本を書いた彼はなんだか気恥ずかしそうな顔をして迎えてくれ、思わず抱擁した。

 

昨日に初日を迎えた彼、ないし彼らは実際にこの舞台を世に出せた喜びを得ただろう。もしかすると自信を喪失していたのかもしれないし、初日と同じように緊張していたのかもしれない。どのような気持ちで我々を迎えたのだろう。

 

私自身あまり演劇を見た経験はなく、初めて鑑賞したのは大学のときだった。高校の後輩が舞台女優をしており、彼女が出るというので観に行った。その後彼女は私と同じ歳の男性と子供を授かり結婚したのだが、数年前に離婚したらしい。今となっては演劇をしているのかも分からない。…話が逸れた。

 

とにかく最初は落ち着いた気持ちで観ていたのだが、結局のところ内容に引き込まれ色々なことに思考を巡らさせられたのだった。

 

身近にありそうな、会話。

彼が経験していそうな、内容。

私も聞いたことがある、お話。

 

ふぅん、こんなふうに考えてたんだ、

あはは、皮肉がきいているなぁ。

これって、もしかしてあの人?

 

公演後、4人で少し感想を話した。

受け取り手が違うと、気付いている点も違うので、面白いなぁと思った。

それは彼の思惑通りなのかもしれないが。

 

とまぁこんな感じで。膿み出し。

 

she

先日、会社の年上の同僚が結婚することになったという報告を受けた。

 

彼女は、元保育士で、子供が好きだから、自分も20代のうちに子供が欲しいと言っていた。

 

彼女の婚約者は、彼女より年上の30代で、近くの古着屋の雇われ店長らしい。友人とバーに行って紹介してもらったのがきっかけとのこと。

 

彼女たちは、本が好きという共通の趣味や、元来持っていたインドアな性格が合っているのか穏やかにお付き合いをしているようで、私は休憩時間その話を聞くのが好きだった。

 

そんな彼女がいよいよ結婚することになったと聞いて、本当に嬉しかった。

二年の記念の日にプロポーズされたらしい。

酔っ払って満面の笑みで報告する彼女はとても愛らしかった。

 

2015年の12月

それが私の二年の記念日

当日私は22歳で卒業前の冬の時期だ

その頃私はなにをしてたっけ?と

手帳兼日記を見返すと

前日に大量のカレーを作って食べて、

翌日記念日に講義を受けて

友人と卒業旅行の計画を立てて

夜は彼と二人でバーで飲んだらしい

 

今としてることあんまり変わってないな?(いいのか、悪いのか?)

ひとり

今日はひとり

 

同居人は会社のご近所さんと飲みに行ったらしい。

 

こんなとき私は、束の間の一人暮らしを模倣する。

 

今日は帰宅する前にコンビニに寄って、レモンサワーを買った。宅配サービスで、焼鳥を頼んで一人、飲み会。

 

そうだ今日は、好きなアーティストの曲が音楽配信サービスが展開されたんだ、と好きな曲を流し始める。

 

レモンサワーをグッと飲んで、350mlしかないというのに、飲み切らないまま酔いが回ってきている。

 

今夜は、ひとり

 

誰も邪魔しないんだ。

 

誰にも邪魔されず、流れていく曲は止まることを知らず、この文字を連ねている。

進退

先輩は言いました

 

「この仕事になんのやりがいもないよ」

 

先輩は別の先輩と、年上の同僚に向かって言いました

 

「せっかく一生懸命勉強してせっかく資格を持ってるんだから」

 

私はその間、

 

(ほんとうに二人に辞められたら仕事はかなり大変になるけど、ほんとうにまた二人がその道に戻るなら、そんなことは気にせず辞めてほしい)

 

と考えた後、

 

(先輩は私に向かっては決して言わなかったな)

 

と考えました

 

私は資格もとらず大学を卒業して

 

そして新卒で入った会社は半年でやめて

 

とりあえず繋ぎで入ったここでなんとなく管理者になって

 

ここを辞めてもやるべき事とかやれる事とかなくて

 

月から金までなんとなく毎日働いてるけれどもそれだけで

 

じゃあこの会社でのし上がっていこうという上昇志向もなく

 

十分すぎる仕事している時間以外を何も考えず過ごしている

 

それをこの先輩は見抜いているのかいないのか

 

あと半年でこの役職になって三年になるし考えるべき時期なのかもしれない

 

と振り返る休日の昼下がり