満ち足りているんだろうと思う。
同居人である恋人は、愛情表現を厭わない。
毎朝毎晩口に出して態度に出して私を好きだと伝えてくれる。
元来好きだとか愛してるだとかそういったことを素直に表すことが苦手である私からすると申し訳ないほどだ。
また私の好きな友人や後輩、大学の教授や上司たちは、事あるごとに私を誘ってくれる。
美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、その人たちがこういった場に行こうと思ったときに、私の顔を浮かべてもらえるのはありがたい。
それによって私は無条件に自分を受け入れてくれると感じられ、安心するし、それが自信になっていると思う。
これが満ち足りているということなのだろうと、ふと思う。
楽しそうな笑い声を背に今日も眠る。